加圧トレーニングQ&A⑧
2023.06.12
「加圧トレーニングについて」よくあるご質問を、Q&Aの形で説明します
Q8:加圧トレーニングは筋持久力にも効果がありますか？
A8:加圧トレーニング中、特定の筋肉への血流が制限されます。
これにより、その筋肉は酸素供給が少なくなり、その結果として筋肉内の酸素濃度が低下します。
通常、筋肉は酸素を必要としますが、この酸素欠乏状態は筋肉がエネルギーをより効率的に使うように調整する機会を提供します。
具体的には、酸欠状態の下では、筋肉は有酸素エネルギー代謝から無酸素エネルギー代謝へとシフトします。
この無酸素エネルギー代謝が増加することで、筋肉の疲労耐性と持久力が向上します。
さらに、加圧トレーニングは、筋肉内での乳酸の蓄積を促進します。
一般に、乳酸は筋肉の疲労と関連していますが、最近の研究では、乳酸もまた筋肉の成長と修復を促進する重要な役割を果たすことが明らかになってきました。
乳酸が蓄積すると、体はこれを感知し、それに対抗するために成長ホルモンを分泌します。
成長ホルモンは筋肉の修復と成長を助け、筋持久力の向上に貢献します。
また、加圧トレーニングは筋肉のタイプII（高速収縮）筋線維を主にターゲットにします。
これらの筋線維は通常、高強度のエクササイズで活性化されます。
しかし、加圧トレーニングでは低強度のエクササイズでもこれらの筋線維を効果的に活性化することができます。
タイプII筋線維の活性化と成長は、筋力と筋持久力の向上に直接寄与します。
以上のように、加圧トレーニングは筋持久力の向上に寄与する様々なメカニズムを持っています。
ただし、これらの効果を最大限に引き出すためには、適切な方法で加圧トレーニングを行うことが重要です。
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