加圧トレーニングの基礎知識①
2017.01.27
加圧トレーニングの最も大きな特徴は加圧ベルトを巻いた上で運動することにより、活動筋や周辺組織の血液循環動態を大きく変化させることです。
加圧ベルトを巻いた状態での運動により、末梢の活動筋へ流れ込む動脈血よりも心臓へ戻ろうとする静脈血への制限が起こり、活動筋の静脈系や毛細血管にうっ血(血液プーリング)が発生します。
このプーリングした状態で運動することを加圧トレーニングと呼びます。
一般的に運動中に活動筋に血液が届くのが制限されるとその活動筋は疲労しやすく、運動の継続時間が短縮することは知られています。
また、実施する運動の種目や強度によっても影響されます。
そこで加圧トレーニングにおいてはどのような負荷が適切であるかというのが問題になります。
ここで膝伸展運動においての実験をご紹介します。
膝伸展運動における最大挙上重量20%、30%、40%、50%での負荷での運動を「加圧あり」「加圧なし」での疲労困憊までの最大反復回数を測定すると、1RMの50%の負荷では最大反復回数はほぼ同じ回数であったが、重量負荷が下がるにつれて「加圧あり」のほうが「加圧なし」より回数が少なくなっていき最大挙上重量20%の場合が最も大きな差が認められました。
したがって20%の負荷が最も筋肉に疲労をためやすい結果となり、加圧トレーニングの成果を効率よく上げるためにはウエイト設定は重くなりすぎないように注意する必要があるということになります。
そこで、当施設でのトレーニングでは加圧ベルトを巻いていない状態でのトレーニングは通常のウエイトトレーニングの考え方通り1RMの80%のウエイト設定で行い、加圧トレーニングの場合は1RMの20%くらいを目安に負荷設定を行っております。
※1RMとは・・・1回に挙上が可能な最大の重量のことです。(repetition maximumの略)
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