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加圧トレーニングの持久力アスリートの心肺機能と筋力に与える影響

2023.11.17

今回は加圧トレーニングの持久力アスリートの心肺機能と筋力に与える影響を海外での論文から紹介します。

 

なお、海外では加圧トレーニングのことを一般的にBFRトレーニング(Blood Flow Restriction:血流制限)と呼ばれています。

 

論文の題名は「Running Training Combined With Blood Flow Restriction Increases Cardiopulmonary Function and Muscle Strength in Endurance Athletes」
日本語訳:「血流制限(加圧トレーニング)と組み合わせたランニングトレーニングは、持久力アスリートの心肺機能と筋力を向上させる 」

 

 

研究の目的

8週間の血流制限付きランニングトレーニング(RT-BFR)が持久力アスリートの心肺機能と筋力に与える影響を調査する。

 

 

参加者

19歳から25歳の男性持久力トレーニングを行っているアスリート20人。

 

 

 

方法

アスリートを2つのグループに分け、一方は加圧トレーニングでのランニングトレーニング(RT-BFR)、もう一方は通常のランニングトレーニング(RT)を行った。

RT-BFR(加圧トレーニングでのラントレーニング)はトレーニング中に安静時収縮期血圧の1.3倍に設定された加圧ベルトを使用した。

 

 

トレーニングプロトコル

強度: トレーニングは心拍数予備量(Heart Rate Reserve)の50%で行われた。

期間: 各セッションは3分間のランニングを5セット、1分間の休憩を挟んで行われた。

 

注:Heart Rate Reserveとは%HRR = (心拍数-安静時心拍数) / (最大心拍数-安静時心拍数)

例えば、この研究の50%HRRでは最大心拍180、安静時心拍80の方(40歳台くらい)なら 50% × (180-80) + 80 = 130拍でランニング中の心拍としては楽な強度になります。

 

 

 

結果

Vo2maxの増加: RT-BFRグループはVo2maxが5.1%増加したのに対し、RTグループは1.1%減少した。

筋力の向上: RT-BFRグループでは膝伸展筋の等速筋力が16.5%増加したが、RTグループでは5.9%減少した。

筋肉量の増加: RT-BFRグループはトレーニング期間後により高い脚の筋肉量を示した。

ホルモン反応: RT-BFRグループではテストステロンとコルチゾール(T:C)比率が維持され、トレーニングストレスに対するより良いホルモン反応を示した。一方、RTグループではT:C比率が顕著に減少した。

 

考察

実用的なトレーニング戦略: この研究は、RTとBFRを組み合わせることが持久力ランナーの心肺機能と筋力を向上させるための実用的で効果的なトレーニング戦略であることを示唆している。

ホルモンバランス: RT-BFRグループでのT:C比率の維持は、過度なトレーニングによるリスクを減らしながら、よりバランスの取れた効果的なトレーニング反応を示している。

持久力アスリートにとっての関連性: これらの発見は、特にトレーニングの強度や量を過度に増やすことなくパフォーマンスを向上させたい持久力アスリートにとって重要である。

 

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結論

この研究は、伝統的な持久力ランニングワークアウトと組み合わされた加圧トレーニングが、持久力アスリートにとって重要なパフォーマンス指標であるVo2maxや筋力を改善する効果について、貴重な洞察を提供しています。

 

この研究は、アスリートのパフォーマンス向上を促すために革新的なトレーニング方法論の重要性を強調しています。

(https://www.ingentaconnect.com/content/wk/jsc/2022/00000036/00000005/art00010)

 

 

 

このような、ランニングとしては軽い強度で、なおかつ短時間で心肺機能と筋肉量の両方が向上した報告は画期的で、当施設でもランニングマシンを使ってこのプロトコルを導入予定しております。

 

 

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