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加圧トレーニングをより効果的にするために

2018.08.07

一般的に加圧トレーニングを行うことの目的は、筋力アップやダイエット、アンチエイジングなど成長ホルモンの効果を狙った場合が大半です。

 

成長ホルモンは脳下垂体から分泌され、筋肉に直接作用するとともに、肝臓にも働きかけてIGF-1(インスリン様成長因子)を分泌させ、強力な筋肥大効果を発揮させます。

 

また成長ホルモンが蓄えられている中性脂肪を分解し、遊離脂肪酸グリセリンとなりエネルギーとして利用されるようになります。

 

 

では、その成長ホルモンはどのようにしたら効果的に分泌されるのでしょうか。

 

 

通常の成長ホルモンの分泌には筋トレや低血糖状態などによって分泌されますが、より効果的に成長ホルモンの分泌を促すのが「加圧トレーニング」になります。

 

では、加圧トレーニングによってより多くの成長ホルモンが分泌されるのはどのようなトレーニングが良いのでしょうか。

 

 

 

当施設の考えではしっかりと筋肉中に乳酸や疲労物質を溜めこんで、パンプアップさせることが成長ホルモンの分泌に大きく関与するということから少々きつめのトレーニングで指導さていただいています。

 

加圧ベルトを巻いて加圧中のトレーニングにおいて、出来るだけインターバルを挟まずに運動を時間内継続していただきます。

 

また、主としてTRXを用いたトレーニングになりますので、上肢の運動中には常に体重の負荷がかかるような斜めの姿勢で運動を行い筋緊張を継続させます。

 

 

 

こうすることにより軽い負荷にもかかわらず、強烈な乳酸等の出現によりパンプアップします。

 

解糖系のエネルギー回路ではグリコーゲンやグルコースがピルビン酸に分解される過程において、酸素があればミトコンドリアで酸化されエネルギー生成になるのですが酸素がないとミトコンドリア内での酸化反応が進まないのでピルビン酸が乳酸に変化してしまいます。

 

常に筋緊張の状態でのトレーニングやインターバルのないトレーニングでは軽い負荷であっても有酸素系でのトレーニングは難しくなり解糖系のトレーニングになります。

 

このような理由でどんどん乳酸が溜まっていき、強力なパンプアップ状態を生み出し成長ホルモンをしっかりと分泌させていきます。

 

したがって、加圧トレーニングでは軽い負荷であるので楽なトレーニングと勘違いされる方もたまにいらっしゃいますが、全く楽ではなくかなり強度の高いトレーニングプログラムになります。

 

 

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