ダイエットのために必要な酵素って
2017.07.22
一般的にダイエットというのは余分な脂肪を減らして理想的な体型・体重を目指すといったことだと思います。
当施設で行っている加圧トレーニングもダイエット目的の方が多くいらっしゃいます。
では、なぜ加圧トレーニングがダイエットに良いのか、今流行の「酵素」という側面から考えてみます。
まず、ダイエットとは身体に蓄えられた余分な脂肪をなくすことですが、なくすためには生理学的な順序が必要になります。
それは、脂肪をなくすためには「分解して燃やす」といったことです。
脂肪組織に中性脂肪として蓄えられている脂肪はそのままでは減らすことは出来ません。
脂肪細胞の中で中性脂肪を脂肪酸とグリセリン(グリセロール)に分解することが出来てはじめて脂肪細胞から取り出すことが出来ます。
その中性脂肪を分解するためには「酵素」が必要になります。
この「酵素」はよく通販とかで販売されている「酵素ドリンク」とは違い身体の中で必要な時に活性化される酵素になります。
その酵素とは「ホルモン感受性リパーゼ(hormone-sensitive lipase)」です。
そして、この酵素が働くようにするには(活性化する)には多くのホルモンが関与します。
エピネフリン(英名アドレナリン)、ノルエピネフリン、グルカゴン、副腎皮質刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、そして加圧トレーニングによって分泌される成長ホルモンがホルモン感受性リパーゼを活性化させ脂肪分解させ、血漿遊離脂肪酸濃度の濃度を上昇させます。
(その他α-とβ-メラニン細胞刺激ホルモン、バゾプレッシンなども関与します。)
その遊離脂肪酸が様々な組織のエネルギー源として使われます。
したがってダイエットのためにはホルモン感受性リパーゼを活性化させる必要があり、そのためには上記ホルモンが必要なわけです。
また、基本的にはこれらのホルモンの分泌させる条件としては血糖値を下げる必要があります。
そのため当施設ではダイエットのために糖質制限をお奨めしている訳です。
血糖値が上昇することによって分泌される「インスリン」はこのホルモン感受性リパーゼと拮抗関係にあり、インスリンが分泌されるような状態では脂肪分解は行われません。
そして、インスリンは「リポタンパク質リパーゼ(lipoprotein lipase)」を活性化させ血液中の中性脂肪を遊離脂肪酸とグリセリンに分解し脂肪細胞に取り込み、中性脂肪に再合成され貯蔵されます。
つまり、糖質を充分に取っている状態だと脂肪の分解、燃焼が起こりにくく、脂肪合成の働きがあるリポタンパク質リパーゼの働きにより太りやすくなるということです。
なんか「酵素」って痩せるイメージを持つ方も多いですが、このように太る(厳密に言うと同化)にも酵素が必要になります。
実際、食品やサプリメントで取る酵素はそのような働きをするものはなく、発酵食品として効果を「酵素」の働きと混同しているものが多いような気がします。
このように、ダイエットのために必要な「酵素」を活性化させるために、加圧トレーニングによる成長ホルモンの分泌や血糖値を下げる食事内容など取り入れてみてはいかがでしょうか。
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