加圧トレーニングの基礎知識④
2017.02.07
今回も加圧トレーニングとダイエットの関係の続きになります。
一般的な王道のダイエットはカロリー制限と有酸素運動や筋トレを組み合わせることで、有酸素運動の問題点もあるということを指摘させていただきました。
また、加圧トレーニングの有効性も書かせていただいたのですが、今回は加圧トレーニングによる内分泌系の変化がダイエット効果にどう関係するかを考えてみます。
加圧トレーニングのダイエット効果を考える場合、まず最初にあげられるのが「成長ホルモン」です。
加圧トレーニングにより大量の成長ホルモンの分泌が起こるのですが、その分泌された成長ホルモンの刺激を受けてインスリン様成長因子が筋衛星細胞の増殖や蛋白合成や糖の取り込みなど筋肉を増やすのに大きく働きます。
また炎症性サイトカインの中でインターロイキン6(IL6)は筋の成長・肥大を助長する可能性が示唆されていますが、加圧トレーニング後は血中のIL6の増加が認められます。
このような内分泌系の変化が筋肉の成長に関与するため筋量の増加が基礎代謝の向上につながりダイエットにつながると考えられています。
また、加圧トレーニングにおける最大のダイエットに結びつくものが「成長ホルモンの大量の分泌」です。
ダイエットとは簡単に言うと「余分な体脂肪を減らす」ことですが、体脂肪を減らすにも順序があります。
まず、脂肪細胞に蓄えられている「中性脂肪」を分解して3個の脂肪酸と1個のグリセロールに分解されます。
分解された脂肪酸は全身の細胞にあるミトコンドリア内でエネルギー源として様々な形で使われます。
またグリセロールは再度脂質の合成に使われるか、解糖系や糖新生に利用されます。
この中性脂肪の分解に「成長ホルモン」が強く関与します。
すなわち加圧トレーニングによって成長ホルモンが分泌され、その成長ホルモンが中性脂肪を分解し体中で使われるようになることになり、体脂肪が減少するということです。
研究では成長ホルモンの筋力増強作用より、脂肪の分解作用の働きのほうが強力だといわれています。
こうした理由により加圧トレーニング後は脂肪が分解されて身体中でエネルギー源として使われやすい状態なので、どんどん活動的にすごしていただければダイエット効果もより向上すると考えます。
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