加圧トレーニングQ&A①
2023.06.02
今回から「加圧トレーニングについて」よくあるご質問を、Q&Aの形で説明します。
まずは1回目
Q1:加圧トレーニングとは何ですか?
A1:加圧トレーニングは、特殊なベルトやバンドを使って四肢の血流を部分的に制限しながら運動を行うトレーニング法です。
佐藤 義昭氏によって開発されたこのトレーニング法は、比較的軽い負荷で筋力向上や筋肥大効果を得られるとされており、怪我のリハビリテーションや高齢者の筋力維持・向上、一般的な健康・美容目的で用いられています。
加圧トレーニングの基本的な原理は、適度に血流を制限することで筋肉に対する負荷を増加させ、筋肉が十分に働く環境を作り出すことです。
具体的には、特殊なベルトやバンドを使って四肢の付け根部分(上腕や大腿部)に適度な圧力をかけ、血液の流入は許可しつつ、流出を部分的に制限します。これにより筋肉内部の酸素濃度が低下し、筋肉が酸欠状態となります。
この状態で軽い負荷の運動を行うと、普段はあまり使われないタイプ2の筋繊維(高強度の運動で活性化し、筋力・筋肥大に寄与する)が優先的に使われます。
通常、タイプ2の筋繊維を活性化するには重い負荷の運動が必要ですが、加圧トレーニングでは軽い負荷でも同様の効果が得られるとされています。
さらに、加圧トレーニングによる筋肉への負荷は、筋肉内の成長ホルモンや他の代謝物質の生成を刺激し、これが筋肉の成長や修復、脂肪の燃焼を助けます。
これにより、筋力向上、筋肉の増大、体脂肪の減少といった効果が期待できます。
さらに、加圧トレーニングは筋力や筋持久力を向上させるだけでなく、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の予防や改善、骨密度の向上、アンチエイジング効果なども期待されています。
具体的には、加圧トレーニングが筋肉の成長ホルモンの分泌を促進することで、全体的な新陳代謝が向上し、体内の脂肪が燃焼しやすくなるとされています。
これはダイエット効果や若々しさの維持につながります。
また、加圧トレーニングは筋肉のポンプ作用を活用します。筋肉を動かすと、筋肉の収縮と弛緩が交互に起こり、この動きが血液の流れを助けます。
加圧トレーニングでは、このポンプ作用によって血流が促進され、酸素や栄養素が筋肉に効率的に供給されるとともに、老廃物の排出も促されます。
しかし、加圧トレーニングは適切な方法で行わなければ、筋肉や神経に損傷を与えるリスクがあります。
特に、加圧バンドの圧力が適切でない場合、不必要な負荷が体にかかり、健康を害する可能性があります。そのため、加圧トレーニングを始める際には、専門家の指導を受けることが重要です。
以上のような特徴を持つ加圧トレーニングは、年齢や性別、体力レベルに関わらず、幅広い人々に適用可能で、筋力アップや体調管理、健康維持に効果的なトレーニング法とされています。
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