ダイエットのための加圧トレーニングとビタミン
2016.09.16
今回はダイエット目的の方にぜひ知っていただきたいビタミンのお話です。
加圧トレーニングが脂肪の分解に効果があるのはご存知のことと思います。
加圧トレーニングによる「成長ホルモン」の分泌が強烈に脂肪を分解するのですが、分解された脂肪が燃焼されて初めて体脂肪が減ることにより、ダイエットとなります。
そこで、ビタミンがどのように関係するのか、生理学の話になるのですが、体脂肪がなぜ減るかのプロセスなのでちょっと知っておいていただきたいです。
ダイエットというのは、脂肪を減らすということですが、その簡単な仕組みは、体に蓄えられた体脂肪を分解し、脂肪酸としてミトコンドリアにおいてエネルギーとして利用(あるいは燃焼)されるということによって余分な体脂肪を減らすことになります。
では、このプロセスをちょっと詳しく説明すると・・・
まずは「解糖系」というプロセスでブドウ糖がピルビン酸になる反応でATPが少量作られ赤血球や脳で主に使われます。
(ATPとは体を動かすエネルギー分子)
そして解糖系においてNAD+からNADHがつくられ、そのNADHが、ミトコンドリアでのATP産生に利用されます。
ミトコンドリアで体脂肪が燃えるための反応が行われるのですが、その反応によってATPが作られます。
このNAD+やNADHはニコチン酸(ビタミンB3、ナイアシン)を材料としています。
ミトコンドリア内ではクエン酸サイクルや電子伝達系、β酸化が行われます。
そして、これらの反応においてもビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB3(ナイアシン)が必要になってきます。
したがって、脂肪を燃やすにはビタミンB群が必須になってきます。
ATPが体を動かすエネルギー源ですが、当然ATPが少なくなると疲労を感じるわけです。
その疲労回復にビタミンB群が効果を発揮する理由は、ATP合成に貢献してくれるからでもあります。
(よくTVCMでお馴染みのアリナミンはビタミンB群が主成分です。)
ただ、ビタミンB群は水溶性のビタミンなため、この季節は汗による流出にも注意が必要になります。
特に運動時においては大量のビタミンB群が必要(ビタミンB1などは通常の8倍必要)なので、毎食時にビタミンB群の多い食事にしたり、また、抵抗がなければサプリメントで補ってもいいかと思います。
ビタミンB1は胚芽つきの穀物や豚肉に多く、ビタミンB2はレバーや魚介、牛乳、乳製品、卵などの動物性食品に多く含まれます。
ビタミンB3であるナイアシンは魚、肉、レバーに多く含まれ、ビタミンB6は魚、肉などの動物性食品に含まれ、植物性食品にも多く含まれるが体内での利用率は低いです。
ビタミンB12も動物性食品に多く含まれます。その他ビオチンやパンテトン酸もビタミンB群になりますがこれらの栄養素は不足することはありません。
———-今回のまとめ———————–
ダイエットにはビタミンB群が必要です。
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