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皿の大きさがダイエットにつながる!?

2024.05.14

今回はダイエットの話です。

 

食事の量をコントロールすることは、効果的なダイエットの鍵とされていますが、そのための簡単で科学的に支持された方法があるのをご存知ですか?

 

それは、「食器のサイズを変える」という非常にシンプルな策です。

 

最近の研究によると、使用する皿やスプーンのサイズが、私たちが無意識に摂取する食事の量に大きく影響を与えることが示されています。

 

 

 

研究の背景

 

「Ice cream illusions: Bowls, spoons, and self-served portion sizes」という研究では、アイスクリームの自己盛り付け量におけるボウルとスプーンのサイズの影響が調査されました。

 

この実験では、異なるサイズのボウルやスプーンが用意され、参加者にどれだけのアイスクリームを盛り付けるかを選んでもらいました。

 

 

考察

 

  1. ボウルのサイズ効果

    • 参加者は大きなボウルに無意識に多くのアイスクリームを盛り付ける傾向にありました。これは、大きな皿では少ない量が目に見えて少なく見えるため、多く盛ってしまうという視覚的錯覚が働くためです。
  2. スプーンのサイズ効果

    • 大きなスプーンを使用すると、一度に取るアイスクリームの量が増えるため、結果として多くのカロリーを摂取してしまいます。

 

 

 

ダイエットへの応用

 

この研究から得られる洞察は非常に役立ちます。

 

ダイエットや健康的な食生活を心がけている人々にとって、自宅での食事量を無理なく減らす一つの方法として、小さめの皿やスプーンを使うことが推奨されます。

 

視覚的な錯視を利用して食べる量を自然と減らすことができるのです。

 

 

 

参考文献

  • Wansink, B., & van Ittersum, K. (2003). Ice cream illusions bowls, spoons, and self-served portion sizes. American Journal of Preventive Medicine, 31(3), 240-243.

 

この簡単な変更が日々のカロリー摂取量に与える影響は大きく、長期的な健康促進にもつながります。

 

次からは、食事の際に意識して小さな皿を選んでみてはいかがでしょうか?

 

それだけで、食べる量を自然とコントロールすることが可能になります。

 

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