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加圧トレーニングと血管年齢

2017.12.13

今回は加圧トレーニングによって効果が期待できる血管年齢の若返りについての考察です。

 

血管は加齢により老化し弾力性を失って硬くなります。

 

また血管が硬くなることにより血流の循環も悪くなり肩こりや腰痛といった関節、筋肉の痛みや肌や髪のトラブルといったものから、動脈硬化が進むことにより脳梗塞や心筋梗塞といった病気になることもあります。

 

 

血管の構造は外膜、中膜、内膜の三重構造になっており、その中でも内膜は血液とも触れる場所で内皮細胞で出来ています。

 

この内皮細胞が血管年齢の若返りに関係することがわかってきました。

 

 

 

そこで加圧トレーニングの出番です。

加圧トレーニングをすることによる血流の変化を考えてみます。

 

 

まず安静の状態で加圧をすると末梢部に流れ込む動脈血よりも心臓に戻ろうとする静脈血への強い制限が起こり血液のうっ血状態になります。

 

その後運動を開始すると筋ポンプ作用でうっ血していた静脈血は心臓に戻りやすくなり結果的に心臓から送り出される心拍出量は増大し、末梢血管への血液供給は高まります。

 

こういった血液の拍出量の増大が血管内の老廃物を流していきます。

 

そしてこのような血管の拡張や収縮を繰り返すことが、まずは血管の弾力性の向上につながります。

 

 

次に、加圧トレーニングの効果として成長ホルモンIGF-1の産出の亢進により血管内皮細胞から一酸化窒素(NO)の放出が増加します。

 

また、運動によって発生する血流の動脈壁への「ずり応力」も一酸化窒素(NO)産出を亢進させます。

 

加圧トレーニングによって発生しやすくなる「乳酸」も血管拡張作用やVEGF(血管内皮細胞増殖因子で血管新生に関する糖タンパク)の分泌を亢進させ血管内皮細胞に作用し一酸化窒素(NO)の産生を亢進させるといわれております。

 

 

少々難しい内容になりましたが、加圧トレーニングによる血管への刺激、働きかけが血管内皮機能の向上につながるということになります。

 

 

そのうえ、血管年齢の若返りを期待するためには加圧トレーニングに加えて、アルギニンの摂取もお勧めしています。

 

アルギニンは血管などの機能を正常に保つために必要なアミノ酸です。

 

 

一酸化窒素が血管への重要な役割を果たすことはこれまで書いてきましたが、この一酸化窒素はアルギニンから作り出されます。

 

アルギニンによる一酸化窒素産生作用の血管を拡張する働き以外でもインスリンを分泌させる働きや利尿作用、成長ホルモン分泌作用やNK細胞やLAK細胞、マクロファージなどの活性を高める働きもあります。

 

また、脂肪代謝の促進などの働きがあったりし、生体内でのさまざまな機能に関与しています。

 

非必須アミノ酸で身体の中で生合成されますが、子供では必要量を合成できないため必須アミノ酸に分類されています。

 

アルギニンを多く含む食品は大豆製品や鶏肉、豚肉などの肉料理なので食事からのサポートも必要になります。

 

 

 

このように血管年齢を若返らせるためには、定期的な加圧トレーニングと充分なアルギニンを含む食事摂取をお勧めしています。

 

 

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