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加圧トレーニングの基礎知識⑨

2017.05.19

今回は加圧トレーニングにおける安全性の問題についてちょっと詳しくお話したいと思います。

 

加圧トレーニングは血流を制限して行うトレーニングです。

 

そのため、よく問題にされるのが「静脈血栓症」「肺塞栓症」といった血流や血液に関する疾患です。

静脈血栓症は下肢の部分に血流がうっ帯する場合に発生し、よくエコノミークラス症候群といった長時間飛行機など狭い空間に長時間同じ姿勢を続けることで発生したり、また地震等による避難中の車内泊の継続によることで発症することも知られています。

 

 

そこで加圧トレーニングではその危険性はどうなのでしょうか。

 

 

まず、加圧ベルトをどのような圧で巻いても、全く動かさずに安静状態を長時間続けば当然血栓症は発生すると考えられますし、加圧トレーニングにかかわらず、長時間の坐位などの静脈血流の制限は血栓症のリスクは上がります。

 

ここで問題になるのが、長時間の安静の継続になります。

 

 

加圧トレーニング施設ではなく個人で加圧ベルトを巻いてトレーニングを行った場合、何らかの原因によってベルトを巻いたまま寝てしまったり、トレーニング中に気分が悪くなって意識が無くなったりして意図せず長時間の加圧の継続は血栓症のリスクが上がるので注意が必要です。

 

しかし、パーソナルトレーナーがついて加圧トレーニングを行った場合については上記のリスクがかなり軽減されます。

 

逆に加圧時間を短くして加圧、除圧を繰り返す場合や適切な加圧トレーニング後においては静脈血流の改善や下肢静脈瘤の改善も報告されています。

 

このように加圧トレーニング施設でも止血に近いようなあまりにも強い圧でトレーニングを行えば問題はありますが、定められた設定圧でトレーニングを行った場合においての血栓症のリスクはまず心配ないと考えます。

 

 

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