ここがおかしいダイエットの常識
2016.12.17
TVなど様々なメディアでダイエットについていろいろと語られています。
その中で統一された意見のように言われているのが、
「基礎代謝の低下がリバウンドにつながる」といったことです。
ダイエットをすることにより、筋肉量が減り、それにより基礎代謝のかなで重要な筋肉の代謝による代謝が下がり、そのために太りやすい体になるというものです。
著名な先生もTVでも、またスポーツトレーナーもほとんどがこのことに疑問を感じていないみたいです。
確かにカロリー計算からダイエットの効果を考える場合、摂取カロリーと消費カロリーの差が体重の増減のカギを握るということはわかります。
また、筋肉が動くことや体温を維持したりすることにより、カロリーを消費することも間違いのないことです。
その筋肉が減少すると当然、基礎代謝も下がります。
では、そこであらゆるダイエットの中で本当に基礎代謝が下がらずにダイエットをすることが可能かどうか検証してみます。
当施設にお越しになっている方のデータを下に考えてみましょう。
34歳 女性 156㎝ 74.4㌔ 体脂肪43.9% 筋肉量39.3㌔ 脂肪量32.7㌔ 基礎代謝量1319Kcalの方が
加圧トレーニングにより(約8ヶ月)
35歳 女性 156㎝ 55.6㌔ 体脂肪31.0% 筋肉量36.2㌔ 脂肪量17.2㌔ 基礎代謝量1142Kcalになりました。
当然基礎代謝が170Kcal少なくなっているので、リバウンドしやすい状態といえます。
本当でしょうか?
当然ダイエットを行うにあたって脂肪を減らすのは当然ですが、筋肉量を減らさず行うことは難しいです。
また、なぜ体重が多い方が筋肉が必要なのかを考えてみる必要があります。
まず、体重が多い場合歩くことや体を動かすこと自体が常に筋トレになっているわけで、日常生活を行うだけで筋肉が必要になるわけです。
逆に体重が減少していくと日常生活においてそこまでの筋肉は必要なくなってきます。
車で例えてみると大型バスには大きなエンジンと大量のガソリンが動くためには必要です。
それが軽自動車になった場合、大きなエンジンと大量のガソリンは必要でしょうか?
体が車体、エンジンが筋肉、ガソリンを食事と考えると・・・
軽自動車になるとエンジンも小さくなるのだからガソリン(食事)は少なくていいわけです。
一番最初に書いた「基礎代謝の低下がリバウンド」につながるというのは、体重が落ちたにもかかわらず、食事量が変化しない場合においてのみ当てはまることになります。
軽自動車には大きなエンジン(筋肉)は必要ないわけです。
当然小さなエンジンは少ないガソリンでキビキビ動けます。
また、「急激なダイエット」はよくないといったことも体重にあわせた食事量を考えることによって、問題なくなってきます。
急激にやせても問題ないです。(体調を崩すようなダイエットは除く)
勿論、運動しながら脂肪を落とすのが、もっとも健全なダイエットです。ある程度筋肉があったほうが男性、女性にかかわらず見た目も美しく姿勢もきれいになりやすいと思います。
しかし、基礎代謝の低下がリバウンドをおこすといった考え方は正しいかもしれませんが、現実的にはそうではなくて、体重にあった食事の量を考えれば良いだけだと考えてください。
(参考例に挙げさせた方は続けてトレーニングにお越しいただいていて、目標の体重まで頑張っておられリバウンドは起こされていません)
———-今回のまとめ———————–
体重にあわせた食事量がダイエット後のリバウンドを防ぎます。
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