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ソイプロテインに含まれる大豆イソフラボンってどう?

2016.06.29

今回はダイエット目的で置き換え食品として摂られることの多い「ソイプロテイン」についてダイエット以外の「大豆イソフラボン」の観点から考えてみました。

 

加圧トレーニングと併用しての食事療法として置き換えダイエットとして様々なメーカーのプロティン、それも腹持ちの良さからソイプロテインを摂取する方も多くいらっしゃいます。

ダイエット面での効果は今回は置いておくとしてソイプロテインに含まれる成分の大豆イソフラボンの摂取の是非について調べてみました。

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まず、大豆イソフラボンの特徴は、というと分子の形がエストロゲン(女性ホルモン)に似ているということです。

そのため、女性にとってホルモンバランスを調節する働きがあったり、骨粗しょう症の予防や更年期障害の軽減等に有用と言われております。

 

しかし、そんなにいいものであれば大量に摂取したほうが良いのかというとそうでもないみたいです。

 

日常的に大豆製品として納豆やお豆腐など摂取する分には全く心配することもないのですが、食品安全委員会新開発食品専門調査会では、「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」において、特定保健用食品としての、大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量の上限値を30mg(大豆イソフラボンアグリコン換算)として発表しています。

 

この内閣府の情報だとあまり食べ過ぎも良くないみたいですね。

 

海外の様々な機関が大量摂取による健康被害の例もあげています。
詳細な内容は
https://www.fsc.go.jp/sonota/daizu_isoflavone.html#4  で見ることもできます。

31138259 - soy milk and soy bean on wooden background

 

 

そこで、当施設でも今まではダイエット目的の場合にお薦めしていたソイプロティンについて大豆イソフラボンの内容量が心配なのでもう少し詳しく調べてみました。

最も有名な商品であろう「ザバス ソイプロテイン100」で調べてみたのですが、ホームページ上では内容量の記載がなかったためお客様センターに電話で問い合わせてみました。

 

そこでの回答が1回摂取分に対して大豆イソフラボンの量は66mgとのことでした。
(その他の質問に対してもご丁寧に回答をいただきました。)

 

また、食品安全委員会の摂取上限のことも合わせてお聞きしたところ、ソイプロテインは特定保健食品でもサプリメントでもないので日常的な大豆摂取と捉えて欲しいとのことで、特に常用することによる危険はないとの回答でした。

 

このようなメーカーの回答とともに国の方針としても、今までの大豆からタンパク質の摂取が多かった日本人の食事形態で安全性に問題になったことはないのは間違いないことであり、食品として大量の大豆をとることにより結果的に大豆イソフラボンの摂取が多くなっても健康被害は考えられないということです。

大豆タンパク

ただし、サプリメントや特定保健用食品での過剰摂取については多少問題があるそうです。
https://www.fsc.go.jp/hyouka/hy/hy-singi-isoflavone_kihon.pdf

このあたりは難しいところです。

 

結局、市販されているソイプロテインが食品か、またサプリメントかということで摂取の上限が決まるみたいです。

かなり長期間、たとえば朝、夜と2回ソイプロテインを飲み続け、その上豆乳を毎日のみ、納豆や豆腐を好んで飲むような極端に大豆に偏った生活であれば、ソイプロテインも問題になるかもしれませんが常識的な摂取であれば問題ないと考えます。

 

また、大豆食品をよく取る方には大豆イソフラボン目的のサプリメントは必要ないようです。

 

———-今回のまとめ———————–

○ソイプロテインは問題ないけど、大豆製品をよく食べている場合は大豆イソフラボンのサプリは不要です。

 

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