膝の痛みと加圧トレーニング
2016.04.20
加圧トレーニングとひとことで言ってもダイエット目的に考える方から競技力アップを目指したアスリートや、膝や腰その他痛みを軽減したいといったリハビリを目的とした場合など様々な希望があります。
今回はその中でも膝周りの痛みに関する加圧トレーニングに関して書きたいと思います。
膝の痛みといっても急性的な靭帯の損傷や半月板の損傷等様々あります。
また、慢性的なものとして変形性膝関節症に代表される加齢による膝の痛みがあります。
一般的に加齢による膝の痛みは筋力の低下や体重の増加、姿勢不良により膝関節を支えるべき筋力の低下やマルアライメント(正常な角度ではない)、また膝関節の上下の関節である股関節や足関節のやはりマルアライメントが中間関節にあたる膝関節に悪影響を及ぼすとからだと考えられています。
そこで今回は慢性的な膝の痛みに対する当施設の加圧トレーニングの方向性をご紹介します。
まずは、加圧トレーニングによる筋力強化です。
エビデンスをご紹介すると・・・
健常者7人の方に週2回、4週間、計8回 30%1RMの低強度の負荷の膝伸展運動の加圧トレーニングを行った結果、等尺性膝伸展筋力が平均34%(6~125%)増加し、大腿四頭筋横断面積は平均6.6%(-1.1~18.6%)増加した。平均レベルの中高年の方において30%1RMの負荷は2~5キロの重しで十分で膝に問題のある方でも運動できる負荷になります。(加圧トレーニングの理論と実践/講談社)
上記のエビデンスを参考に軽い負荷にてレッグエクステンションやその他の下半身のトレーニングを加圧ベルトを巻いた状態で行います。
しかし、実際の膝の痛みは筋力の強化だけでは解決することはできません。
マルアライメントの解消が必要になってきます。
そして次にリアライントレーニングになります。
リアラインシューズによる膝関節へのアプローチやリアラインレッグプレスによる下腿部へのアプローチ(特に下腿外旋症候群)が必要になります。
良肢位に近づけることにより、根本的な痛みの軽減を目指します。
また、股関節を正しい方向に導く筋群へのアプローチ(股関節のインナーマッスルに相当する深層外旋六筋や中臀筋や内転筋等)も必要になってきます。
当然、ダイエット等による関節面への負荷の軽減のための食事指導も重要になります。
このような方向性を持って膝の痛みに対するアプローチをしております。
———-今回のまとめ———————–
○膝の痛みに対しては加圧トレーニングだけでなく様々な方向性を持ったトレーニングが有効です。
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