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加圧トレーニングの基礎知識⑦

2017.04.04

今回は加圧トレーニングとロコモティブシンドロームについてです。

 

高齢化社会にで問題になってきているのがロコモティブシンドロームです。

ロコモティブシンドロームとは運動器の障害により要介護の状態になることで、このひとつの原因が骨折によることです。

加齢に伴い「骨粗鬆症」になったりすることによりちょっとした転倒等で骨を折ってしまいそのことが原因でロコモ(運動器症候群)になってしまいます。

 

 

 

そこで今回は「加圧トレーニングと食事で予防しよう!」ということでトレーニングと食事に注目してみます。

 

 

まず、高齢者はなぜ骨折しやすくなるのでしょうか。

特に女性に「骨粗鬆症」が多く骨折しやすくなっています。

骨も他の細胞や組織と同様に新陳代謝をしており、骨も常に壊されては作られています。

 

それが、女性は閉経後女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急速に少なくなっていくことにより、また様々なホルモンの働きにより、骨を作ることよりも壊すことのほうが優位になり骨が弱くなりやすくなっています。

そして、これを防ぐために運動と食事が必要になってきます。

 

 

まずウエイトトレーニングです。

 

閉経後にもウエイトトレーニングにより骨粗鬆症の予防だけでなく改善にも効果があることが様々な研究よりわかっています。

 

 

次にウエイトトレーニングの一種ともいえる「加圧トレーニング」です。

 

ブログにも加圧トレーニングによる著明な筋肥大と筋力増加があることは書かせていただきました。

運動の負荷強度でいえば加圧トレーニングは少ないので骨強度に大きな変化は起こらないと予測できます。

しかし、低強度の加圧トレーニングにより骨代謝マーカーの変化が観察されています。

その結果骨吸収の抑制と骨形成の促進が期待できるものとなっています。

まだまだ今後の研究を期待したいところです。

 

 

そして、加圧トレーニングと併用して行っていただきたいのが食事の内容です。

骨を強くするためにカルシウムが必要なのは常識ですが、タンパク質の摂取も必要です。

骨はタンパク質である「コラーゲン」をベースとする骨基質にリン酸カルシウムが結合されて形成されます。

そして、そのときにビタミンKとビタミンDも必要になってきます。
(ビタミンKは緑黄色野菜、海藻や納豆に多く含まれます。)

勿論コラーゲンを体内で生成するためにはビタミンCも必要になります。

 

また、ミネラルの一種であるマグネシウムも必要です。
(マグネシウムは大豆類、ナッツ類、海藻に多く含まれます。)

 

 

したがってロコモティブシンドロームの予防のために骨を強くするためには、若いときからこれらの栄養素を不足せず摂取し、定期的な加圧トレーニングを含むウエイトトレーニング等により骨貯金をふやしておく必要があります。

 

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