加圧トレーニングを効果的に行うために知っておきたいこと その2
2016.10.09
前回のブログにはストレス応答としての加圧トレーニングの考え方を書かせていただきました。
今回は当施設で行っている加圧トレーニングと相乗効果を期待してのトレーニングプログラムの紹介です。
まずは、加圧トレーニングを行う前、すなわち加圧ベルトを巻く前に筋肉に機械的、物理的ストレスを与えるためのトレーニングを行います。
このトレーニングは一般的な考えをもとに行うトレーニングですなわち1RMの70~90%の重量で行うトレーニングになります。
当施設ではダンベルやバーベル、また総合運動機器であるUNICAなどを利用して行います。
また、前回のブログに書いた筋発達としての化学的ストレッサーとしてストレッチ刺激や伸張性収縮(ネガティブ)が重要になります。
1RMの30~40%程度の重量で高回数こなすことにより、水素イオン、アンモニアなどの疲労物質が蓄積し、ATPの不足や活性酸素の発生などにより、筋肉内の化学的変化を促します。
また、ストレッチ刺激やネガティブ刺激が収縮タンパク質への刺激や細胞外マトリックスの発達にもつながります。
これらのトレーニングはフリーのベンチ台やPOWERTEC社製 レバレッジスクワット&カーフ 、マルチプレスやディップス台、TRX、サンドバック等様々な運動器具にて行っています。
重量の変化によるストレス、運動種目の変化によるストレス、筋の長さの変化によるストレス等、新しい筋肉への刺激を考えたトレーニングを行っています。
このようなトレーニング理論をもとに加圧ベルトを巻く前に四肢や体幹のトレーニングを行い、その後加圧トレーニングを行うといったトレーニング内容になります。
また、加圧トレーニング後には有酸素運動や最大酸素摂取の向上や筋力アップを目的としたHIITなども行っていただいております。
加圧トレーニング後の有酸素運動は一般的には分解された体脂肪を燃焼する目的と説明される場合が多いですけど、実際はそれ以外にも「乳酸」の観点から考えてみると様々な別の効果が見えてきます。
次回のブログでは加圧トレーニングと乳酸について、ちょっと詳しく説明させていただきます。
———-今回のまとめ———————–
加圧トレーニングだけでなく、相乗効果として様々なトレーニングを組み合わせるのをお薦めします。
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