不良姿勢とダイエットの関係
2018.04.02
TV等で正しい姿勢を身に付けることによって瘦せやすい体になったり、また代謝をあげるために骨盤を正しい位置にしましょうとか聞いたことはないでしょうか。
そこで、ダイエットと正しい姿勢や骨盤矯正や一般的に美しい、正しいといわれている歩き方や所作などとの関係を深く掘り下げてみます。
一般的にダイエットというのは消費カロリーと摂取カロリーの差が消費カロリーが大きければ痩せるし、摂取カロリーのほうが大きければ太るというのはもう常識だと思います。
また、運動することで消費カロリーを増やしたり、日常的に階段を多く使うといったことや積極的に歩くことがダイエットに役立つといったことは間違いがないことです。
では正しい姿勢をとると本当に痩せるのでしょうか。
正しい姿勢とは力学的に安定した状態で、生理学的かつ心理学的にも安定した状態で見た目も美しいことです。
力学的に美しい姿勢では重心が取れた状態で各関節がバランスが取れているので筋肉や靭帯の活動が少なくなります。
また、正しい姿勢でエネルギーを最小に抑えることにより循環器や呼吸器、消火器などにも無理な力が働きにくくなりその姿勢を継続しやすくなります。
当然安定した心理状態のほうが背筋が伸びた美しい姿勢を作りやすく、悩み事や不安感がいっぱいのときなど背筋が丸くなってくるのはよくあることです。
ではこういった正しい姿勢と悪い姿勢をとった場合、どちらのほうが消費カロリーは増えるのでしょうか。
バランスの取れていない姿勢で日常動作を行うと重心の取れていない体を支えるために筋肉が無駄に働いたり、極端になると関節に炎症を起こしたりすることが熱を発生し熱エネルギーを放出するといったカロリーを無駄遣いする形になるはずです。
また、不良姿勢により血液の循環も悪くなるため必要以上にエネルギーをロスしたり、猫背等による肋骨の動きの悪化が呼吸器に負荷をかけることも考えられます。
反対に正しい姿勢は無駄使いしない省エネで活動できる姿勢にことになるため、動作で言うと二階に上がるのに階段ではなくエスカレーターを使うようなことになり消費カロリーの減少になるわけです。
骨盤がずれていると太りやすく、骨盤が正しい位置になると痩せやすいのであれば、なぜ正しい位置が消費カロリーを増やすことになるのでしょうか。
太古の昔は食事が十分でなかった時代が長く続きました。
時代が変わったからといってエネルギーを貯める(脂肪をためる)ことは悪いことなのでしょうか。
このように考えてみると正しい姿勢がダイエットに役立つということはちょっと無理のある考え方で、姿勢を悪くすることを推奨する気持ちは全くありませんが消費カロリーを増やすためには出来るだけ悪い姿勢で日常生活を送るのが効果的になります。(あくまでもエネルギー消費だけの話です。)
「ダイエット」=(イコール)正しいことで「太る」=(イコール)悪いことと簡単に考えることは無理があることをわかっていただきたいです。
人によっては太ること(脂肪をつける)によって美しく健康になる方もいるし、もちろんダイエットすることによって美しく健康になる方もいます。
ダイエットに向いている動作、食事方法、運動療法などは正しくて善であるという考え方は間違ったものになりやすく、善悪で考えた場合は行き過ぎた拒食症などの心配もあります。
「正しい食事方法」「正しい運動」といった考え方ではなく普通に「ダイエットのための食事方法」「ダイエットのための運動方法」といった正しい、間違っているとか、良い、悪いといった形容詞のついた考え方にはならないでください。
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