TRXトレーニングの日本での歴史について
2015.08.07
当施設が加圧トレーニングと併用して導入しているのがTRXサスペンショントレーニング。
この画期的なトレーニング方法と出会ったのが、2007年。ちょっとした記事を見たこときっかけになりました。
2006年から整骨院と併設して加圧トレーニングを行っていたのですが、加圧トレーニングと併用する新しいトレーニング方法を探していたところ、以前から購読している「日経流通新聞」に小さい記事でTRXを販売している米国本社が日本での導入先を探しているという記事を見つけました。
紹介写真にインパクトがあり興味を持ちネットを通して調べてみると、2007年当時はまだアメリカでの認知度が高いものの、日本では全く知られていないトレーニング方法でした。
とりあえず試してみようとTRXを探してみたのですが、当然日本で「TRX」本体が販売されているわけでなく、直接インターネットを通じ米国本社より購入しました。
10日ほどでTRX本体が到着したのですが、トレーニングを行おうとしても、まだまだ、その当時はyoutubeでのトレーニング動画も数十本程度くらいしかなく、購入した際に付属されていたDVDと簡単なマニュアルだけで実際トレーニングを試してみました。
そこで感じたのがTRXトレーニングの運動効果とトレーニング種目の多さ、面白さ、またファンクショナルトレーニングとして画期的なトレーニングメソッドだということでした。
色々と友人のインストラクター等とトレーニングを試してみたものの、自分で勉強するのも限界を感じ、当然、日本でTRXを教えてくれる人もおらず、米国本社に連絡を取りました。
様々な交渉を重ね、びっくりするほどの費用がかかったものの、Directer of Programming and Education のFraser Quelth氏を招請し日本初「TRX Susupension Trainer Corse」を開催する運びとなりました。
2日間20時間にもわたるトレーニングでFraser氏の豊富な知識と運動能力での実のある講習を受け、TRXトレーニングのあらゆるスポーツに応用できることやファンクショナルトレーニングとして可能性、そして「運動する方が楽しみながら行える」ということが、このトレーニングメソッドが将来性に日本でも広まっていくことを確信しました。
その後徐々にこのトレーニング方法も世間に知られることとなり、雑誌での紹介や、TVでの紹介(日本初トレーニングとして王様のブランチ出演)、米国本社社長のRandy hetrick氏にもお会いしたり、プロ野球チームや水連や陸上競技等への普及も進みスポーツ施設、加圧トレーニング施設への導入も進み現在に至ります。
私も当初はTRXトレーニングの普及のためトレーニング指導者への講習会を行っていたのですが、米国本社の日本法人立ち上げとともにその任を外れ現在は一般の指導者としてTRXトレーニングをお客様に提供させていただいております。
現在でもTRXトレーニングは内容が日々進歩しており、世界中に確実に広まっているトレーニング内容として注目を浴び続けているものです。
また、加圧トレーニングとTRXトレーニングの組み合わせも非常に面白く、トレーニングとしての相乗効果を感じていただけると確信しております。