~栄養の基本(ダイエットのために知っておきたいこと)~⑨
2021.11.26
脂肪とは その3
今回はコレステロールの話です。
よくトレーニング開始時の問診のときに「コレステロールが高いので・・・」という話をよく聞きます。
本当にコレステロールは低いほうがいいのでしょうか・・・・?
まずはコレステロールの役割から
1.細胞膜の構成要素
2.脳・神経細胞の材料
3.ホルモンの材料
4.消化液(胆汁)の原料
5.ビタミンDの原料
6.免疫力の強化
このようにコレステロールは身体に欠かせない役割を持ち、基本的には高くても問題ありません。
疫学的調査でもLDLコレステロールの値が100mg/dl以上で総死亡率が下がり、100mg/dl未満で呼吸器疾患やがんによる死亡率が上がるという調査結果が出ています。
また、コレステロールの8割は肝臓で作られ、残りの2割が食事で取り込まれます。
したがって食事の影響も受けにくく、そもそも肝臓によってコントロールされているものなので、血液検査で出た数値は本来必要な値であって異常ではないといわれるようになってきました。
そうすると、コレステロールの高いのは問題ではなく、反対に低いほうが問題になります。
コレステロールが低いことによる問題点は、LDLコレステロールが低いことによる細胞膜の弱化による細菌感染や免疫力低下によるがんや呼吸器疾患等に罹りやすくなると言われています。
また各種ホルモンやもコレステロールによって作られるので、コレステロールの減少により女性の月経が止まってしまったり、男性の場合でもアンドロゲン低下により、やる気や競争心の低下を招きます。
また脳にコレステロールの1/3から半分が集中しているので、減少によって様々な問題が出てきます。
このように考えていくと、特に加齢によるコレステロール値の上昇は当たり前のことで必然と言えます。
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