加圧バイクのおすすめ
2018.03.08
当施設には2台のアスリートのためのパワートレーニングマシンのPOWER MAXがあります。
そのうちの1台に加圧トレーニング器具を常設で設置し、加圧ベルトを巻いた状態でのトレーニングが可能です。
加圧器具の調整もマシン前部にあり運動中であっても加圧状態を常に把握することができます。
簡単に加圧ベルトの圧の出し入れが簡単にできるため、長時間締め続けることによる事故の回避ができます。
これにより、加圧トレーニング状態でのHIIT(高強度インターバルトレーニング)などインターバルトレーニングが容易に行うことができます。
先行研究では加圧した状態でのインターバルトレーニングで耐乳酸能力の向上や最大酸素摂取量の上昇、最大筋力、パワーの向上があると報告されています。
通常のPOWER MAXでのトレーニングの負荷よりも軽い負荷で行っていただくのですが、目安として1セット2~3分、休憩20~30秒を8~10セット行っていただいております。
そして必ず休憩中は除圧し、運動中のみ加圧することを忘れず行います。
また、負荷の調整をどのようにするかも問題でペダルの重さを変更する、または回転数を調整するといったことで目的に応じて決定します。
当施設でもマラソンやトライアスロンなどの競技に出場している方も多くいらっしゃいますが、加圧した状態でのPOWER MAXトレーニングは短時間でなおかつ怪我の心配も少なく行えるということで好評ですが、当然加圧ベルトを巻かない場合に比べて疲労度は格段に上がります。
なお、HIITトレーニングのひとつでもある「タバタトレーニング」を加圧を巻いた状態で行ってみたのですが、一般的な推奨負荷である体重の0.075KPで体験してみると、加圧ベルトを巻いた状態での全力疾走はちょっと危険なうえ、また加圧の基本的な理念とも離れてしまうのでお勧めはできないものでした。
したがって加圧とPOWER MAXを組み合わせる場合はHIITといえども高強度ではなく低強度でのインターバルトレーニングがお勧めになります。
ランナーの方やアスリートには是非おすすめしたいトレーニング内容です。
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