加圧トレーニングと成長ホルモンとダイエット
2018.02.21
今回はダイエットの基本になる考え方を復習したいと思います。
ダイエットとは辞書的に言うと「健康または美容上、肥満を防ぐために食事を制限すること。転じて、何らかの方法で減量すること。脂肪を分解して燃焼すること」になります。
そのなかで食事を制限することは今までのブログにも書かせていただいたように、糖質制限、カロリー制限などがあります。
そこで、今回は食事制限ではなく、脂肪を分解して燃焼することによって減量をすることに注目して生理学的な働きを考えてみます。
体に蓄えられた脂肪は生理学的には「中性脂肪」と呼ばれています。
その中性脂肪は脂肪酸とグリセリン(またはグリセロールとも呼びます)がくっついて中性脂肪となり、脂肪細胞の中に蓄えられています。
この中性脂肪が一般的に言う体脂肪です。
そして中性脂肪を分解して燃焼することによって体脂肪を減らしダイエットするのですが、その過程を加圧トレーニングとの関係も加えてちょっと細かく説明してみます。
まずダイエットのためには脂肪細胞の中にある中性脂肪はそのままの状態では脂肪細胞から外に出て利用されることができないため、脂肪酸とグリセリンに分解して細胞外に出す必要があります。
この分解されて細胞外に出るために必要なのが、HSL(ホルモン感受性リパーゼ)という酵素やATGL(脂肪細胞特異的トリグリセリドリパーゼ)です。
これらの酵素によって脂肪を分解することができるのですが、この中でもHSLは成長ホルモンやノルアドレナリンが出ることによって活性化されます。
トレーニングすることによりノルアドレナリンが発生したり、加圧トレーニングによって大量の成長ホルモンが出ることによって中性脂肪を分解し、分解された脂肪酸がミトコンドリアの中に取り込まれエネルギーの元になります。
そしてミトコンドリア内で脂肪酸がエネルギー(ATP)に変換されて利用され、最後には二酸化酸素と水にまでなると、脂肪が燃焼したということになります。
まとめると、ダイエットのためには体脂肪を分解、燃焼する必要があり、分解には酵素が必要で、その酵素を働きやすくするためにはホルモンも必要で、そのホルモンを出すために加圧トレーニングが関係するということです。
このように考えていくとダイエットには加圧トレーニングも重要になりますが、分解された後燃焼されることにより脂肪は減っていくわけですので加圧トレーニング後は積極的に身体を動かすこともお勧めします。
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