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加圧トレーニングと栄養摂取⑦

2017.11.18

今回は主に加圧トレーニングを筋力アップのために行っているかたの炭水化物(糖質)の摂取方法です。

 

加圧トレーニングにかかわらず、筋力、筋量を増加させるためには材料であるたんぱく質だけでなく、ホルモンも大きく関係します。

 

筋肉を増やすために必要なホルモンは、男性ホルモン、成長ホルモン、インスリンです。

 

(上記は男性ホルモンの模式図)

 

特に最も重要なホルモンが「インスリン」になります。

 

 

 

すい臓のβ細胞のランゲルハンス島から分泌されるホルモンで一般的には血糖値を下げるために必要なホルモンだということはご存知のことと思います。

 

インスリンというホルモンは基礎分泌と追加分泌に分けられ、常に少量のインスリンの分泌は起こっているのですが、糖質をとる、いわゆる血液中にブドウ糖が大量に流れ込むことによりインスリンの追加分泌が起こり、血糖値を正常な状態に戻します。

 

そして、インスリンが血糖値を下げるために筋肉や脂肪、肝臓に血液中の糖分を運び込みます。

 

 

このときに関係するのがGLUT4(グルコーストランスポーター4の略称)という細胞内にあるたんぱく質で、グルコースを細胞内に輸送する働きを持っています。

 

普段は細胞の内側にあるのですがインスリンの働きにより様々な酵素が活性化され細胞の表面に移動し、血液中の糖分を細胞内に引きこみます。

これが血糖値を調節する仕組みになります。

 

このGLUT4は血糖だけでなくアミノ酸も同時に筋肉細胞に引き込む働きを持っています。

 

このアミノ酸引き込む働きが筋肉をつける、いわゆる同化作用を担うわけです。

 

また、GLUT4はインスリンだけでなくトレーニングによっても活性化されます。

 

 

 

この状態は運動後すぐにはじまり、運動終了後3時間ほど続くといわれております。

 

したがって、加圧トレーニング後の栄養摂取は積極的に行うことにより、筋肉の同化作用、いわゆる筋肉を増やす働きが大きくなります。

 

また、このタイミングでの栄養摂取は脂肪細胞でなく筋肉細胞に働きやすいので体脂肪の増加もありません。

 

筋肉を増やすために運動後はプロテインを摂取する方も多いですが、同時に糖質の摂取も以上の理由からお勧めしています。

 

 

また、加圧トレーニング中にも糖質やアミノ酸の摂取もより効果がありますので筋量アップのためには試してください。

 

※ただし運動の少し前に糖分の高いお菓子などを食べるとインスリンによる低血糖になる恐れもあるので注意してください。運動中はアドレナリンやグルカゴンなど血糖値を高めるホルモンが出てるので心配はないです。

 

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