加圧トレーニングとトレーニングの基本原理
2016.03.28
一般に加圧トレーニングは楽して筋力をつけていくといった誤解をされる方もまだまだ多くいらっしゃいます。
また、加圧トレーニングは軽い負荷でトレーニングを行うといったことから、トレーニングの原理と合わないと考えられる方もいらっしゃいます。
そこで加圧トレーニングと一般的なトレーニング原理との考え方をお伝えします。
トレーニングの原理である「過負荷の原理」は日常よりも重い負荷でトレーニングすることにより筋力・体力を強化していくといった考え方ですが、加圧トレーニングに関してはあえて軽い負荷にてトレーニングを行います。
これはいわゆる「過負荷の原理」には反するトレーニング方法になります。
一般的な過負荷の原理にあたる「負荷」は挙上重量やセット数、レップ数などが考えられます。
加圧トレーニングにおける挙上重量の設定はおおむね1セット目を20~30回くらいできる重量で、一般的なウエイトトレーニングにおける1セット目を8~12回くらいできる(1RMの80%)とは重量設定が著しく違います。加圧トレーニングでは挙上重量の増加を目標にしません。
勿論加圧トレーニングの重量設定では加圧ベルトを巻いていない状態ではトレーニングの原理からは外れます。
しかし、加圧を経験したことのある方ならわかると思いますが、この状態でのトレーニングが「キツイ」です。
一般的なトレーニングを「物理的」に筋肉に対して負荷をかけるとしたら、加圧トレーニングは「化学的」に負荷をかけるトレーニングになります。
化学的とは加圧ベルトを巻くことにより、低酸素状態を作りその状態でトレーニングをすることにより通常のトレーニングに比べてはるかにきつい低酸素状態を作り出します。
また、加圧トレーニングにより水素イオンや乳酸といった代謝物が筋肉内に発生することによりphが急激に変化します。
この「化学的」ストレスが筋肉の発達に関与したり、また成長ホルモンの分泌に関係すると言われております。
つまり、トレーニング原理における「過負荷の原理」の「負荷」は加圧トレーニングでは「化学的ストレス」になるということです。
この通常の生活ではありえない「化学的ストレス」の増加が「過負荷の原理」の「負荷」にあたります。
また、当施設ではより効果を出すために加圧トレーニングの前に様々なウエイトトレーニング機器を用意していますので、まず一般的な「過負荷の原理」に則った物理的ストレスを与えるようなトレーニングを行った後に加圧トレーニングを行うといった流れのトレーニング内容になります。
そうすることにより、物理的ストレス+化学的ストレスの相乗効果で短期間でトレーニング効果が出るようにします。
———-今回のまとめ———————–
○加圧トレーニングは「化学的ストレス」。一般的なトレーニングと加圧トレーニングを組み合わせると素晴らしい相乗効果を生み出します。
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