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美しい姿勢を作るために

2015.02.24

今も昔も、TV番組や雑誌等においてダイエットの文字が見られないときはないくらいダイエットブームは続いています。
また、当施設の加圧トレーニング希望者の方の目的の多くがやはり「ダイエット」になります。
実際、外見上で標準体重よりはるかに体重が少ない場合においてもダイエット希望の方が多いです。

しかし、ダイエットの目的が「美しく見られたい」といった側面があるのであれば、美しい姿勢を作ることもまた「美しく見られる」ことに繋がります。
どうもダイエットに比べて姿勢を正すといったことがあまり注目されていないのが残念でなりません。
実際、姿勢が美しくなると周りの目はきっと体重が数キロ落ちたときよりも好印象に変わることは間違いないと思います。

美しい姿勢

そこで美しい姿勢をつくるとボデイラインがどう変わるかというと
 ・肩こり、腰痛、膝痛、頭痛等の改善
 ・立位や動作が楽になる。
 ・バストアップ、ヒップアップ等
 ・スポーツパフォーマンスの向上
 ・立ち居振る舞いが美しくなる・・・・といったさまざまな変化があると思います。

では美しい姿勢を作るためにはどういったことが必要でしょうか。

まずは、そのために最初に必要なことは、仰向けで寝転んだ状態での正しい姿勢、いわゆるニュートラルポジションを作れるかどうかです。
ニュートラルポジションを理解することにより、美しい姿勢が最も楽に立つことができ、筋肉が正しい長さに変化し(クリープ現象)動作時の関節への負荷が少なくなり、不必要な筋肉太りの解消など

役に立つことが多くあります。

-ニュートラルポジションのつくり方-

まずは仰向けで寝て、軽く膝を曲げます。この時、足の間、膝の間は拳1つ分の間隔を空けます。
(股関節軸から膝関節中央、第2中足骨までを真っ直ぐにします。)

骨盤の左右にある出っ張った骨(上前腸骨棘:ASIS)と恥骨を結んだ三角形が床と平行になるようにします。
(仙骨も軽く前傾するように)

 

ニュートラルポジション02

腰椎部に手のひら一枚分の隙間をつくります。(または手を腰椎部に差し込んだ時に若干の遊びがある程度)
  
ミゾオチの後ろは床に触れています。

第11.12肋骨が床面に軽く触れ、みぞおちの後ろが床に触れるようにします。
(上前腸骨棘:ASISと第12肋骨の高さも床と平行にします。)

ニュートラルポジション01

 

ここで胸郭を持ち上げ、胸骨柄と胸椎3番目の高さをあわせます。
(いわゆるデコルテを持ち上げた形です。)

顔の面も床と平行に、顎の角度も80~90°で、首にシワができないようにします。

このときの頚椎のアーチは指を縦に差し込んだ2本分になります。
(肩峰と耳の穴は平行になります。)

このように正確にニュートラルポジションを作ることは難しいかもしれませんが、日々行うことによりボディマッピングを書き換え、
ニュートラルポジションを無意識下においても再現性のある姿勢にしたいものです。

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