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加圧トレーニングと栄養摂取④

2017.10.30

加圧トレーニングにおける栄養摂取にタンパク質やビタミンが必要だと書かせていただきました。

 

今回はビタミンと同様に補酵素としてダイエットするにしても筋力UPのためにも、また生きていくためにも必要なミネラルについてのお話になります。

 

 

知っているようで知らないミネラルですがまずは簡単な分類から。

 

1日に必要とされる100mg以上摂取すべきマクロミネラルとそれ以下の量のミクロミネラルに分類されます。

 

マクロミネラルはカルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、マグネシウムでミクロミネラルは鉄、亜鉛、クロム、銅、ヨウ素、マンガン、セレン他になります。

ここからは、加圧トレーニング中に注意したいミネラル摂取について考えてみます。

 

 

 

まずは、ナトリウム。

 

ナトリウムは塩ではありません。ナトリウムは塩の一部であり、塩素とくっつくことにより塩になります。

そして塩分の過剰摂取は高血圧を招き健康に良くないという観点から「塩分控えめ」「塩分カット」とか表示された食品をスーパーなどでよく見かけます。

 

厚生労働省の日本人の食事摂取基準ですと、成人男性で8.0g未満、女性で7.0g未満を目標量としていますが、日本人の食塩摂取量の平均は9~11gですので減塩が注目を浴びるのはもっともなことです。

 

ここで考える必要があるのは加圧トレーニングにおける発汗です。

 

個人差は勿論ありますが、当施設にこられるアスリートや格闘家などはトレーニング中に大量の汗をかかれる方がすごく多いです。

 

汗の成分のうち0.05~0.5%が塩分になります。

 

例えば、1Lの汗をかくと5gの塩分が身体から排出されます。

 

そしてそのまま塩分(ナトリウム)を摂取しない状態が続いていくと骨からナトリウムを作り出そうとし、骨がもろくなったり、また汗をかいた後水分のみを大量に飲むことによって自発的脱水とよばれる脱水症状を起こすこともあります。

 

また、塩分は消化にも関係し胃酸の成分にも塩分が必要になってきます。

 

このように考えると加圧トレーニングで汗をよくかく場合、減塩するよりも標準摂取量より多目の塩分、ナトリウム摂取を心がける必要がありそうです。

 

 

 

次に加圧トレーニングに関係するミネラルとして重要なのが亜鉛です。

 

加圧トレーニングに関係するホルモンで成長ホルモンというのがあります。

 

加圧トレーニングによって成長ホルモンは通常より多く分泌され、そのことにより脂肪の分解やアンチエイジングの働きや筋力強化が認められるというのが加圧トレーニングが選ばれるひとつの要因になっています。

 

その成長ホルモンをつくるために亜鉛が必要になります。

 

筋力UPのためのインスリンやテストステロンも亜鉛が材料になりますし、トレーニングには直接関係しませんが欧米では昔から亜鉛が風邪の治療に使われています。

 

また、亜鉛は300種類以上の補酵素として働きます。

 

上記のホルモンの生成に関与したり、タンパク質の合成、また、DNAの合成にも関与し免疫反応を調節したりする働きもあります。

 

その他味覚に関係し、生殖機能を正常にしたり、うつ傾向の改善にも関与します。

 

亜鉛の多い食物は牡蠣を代表に魚介類や肉類、海藻、野菜、豆類に多いです。

 

 

ただし摂取に関しては同じくミネラルの一種の銅との摂取バランスが必要になります。
(亜鉛10:銅1の割合が理想になっています。)

 

銅はレバー、魚介類、豆類に多く含まれています。

 

 

今回はミネラルのうち特に加圧トレーニングと関係の深いナトリウムと亜鉛に注目してみました。

 

他のミネラルもダイエットや筋力UP、健康のためにも当然必要になってきます。

 

ミネラルはとりすぎによって起こる健康被害もあるので、正しい知識を持って過不足なく摂取が必要な栄養素といえます。

 

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