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美しい姿勢を作るために その2

2015.03.09

前回は仰向け時のニュートラルポジションの作り方を解説しましたが、立位ではどこに気をつけるのでしょうか。

 

加圧トレーニングと美姿勢トレーニング

立位においてはまずは壁を利用して美しい姿勢(ニュートラルポジション)を意識してみましょう。

①つま先をやや外側に向け、足幅は拳ひとつ分の間隔を開けます。その時にお尻、背中、頭が壁に触れるようにします。
②背骨は上から引き上げられるような感覚を持ち、腰の前にあるぐりぐり(上前腸骨棘)と恥骨部で結ばれる三角形は床と垂直に立てます。
 この時の腰のアーチは手のひらの厚みが入るようにします。
③胸骨柄を胸椎3番目のレベルまで持ち上げ、肩甲骨は前額面に対し後方30~35°に傾きます。
 胸骨柄上端と胸椎3番目を結んだラインは床と平行になります。
④顔は床と垂直に、顎の角度は90°、頸部のカーブは垂直に立てるイメージです。
⑤胸骨柄の持ち上げはそのままに、みぞおちから第10肋骨弓が80~90°になるまで引き締めます。
⑥大腿部の力は抜き、膝は軽く伸ばします。この時に下腹部は軽く引き込むように凹まし、お腹と坐骨内側で立ちます。

言葉で書くとかなり難しく感じますが、要するに「美しい姿勢」とは理想的な骨の配列により機能的に動きやすい姿勢であり、重力に対して最も効率的に身体を支えることができ、痛みや疲れが出にくい上に美しいボディラインを保つことが出来る姿勢とも言えます。

美姿勢のためのストレッチポール

当施設ではこの理論を下に美しい姿勢を作るためのプログラムを組ませていただき、骨盤腰椎部や股関節、胸郭の安定化や可動性の向上といった最適化となるトレーニングを加圧トレーニングとともに進めていきます。

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